6月6日は「アンガーマネジメント」の日【今週のノードワークス綾瀬】
こんにちは。ノードワークス綾瀬、支援員の出野です。
6月に入り、徐々に気温が高くなってきましたね。天気の良い日は、夏日になる日も増えてきました。
皆さん、6月6日は何の日かご存じですか?
6月6日は語呂合わせで「ムカムカ」から「アンガーマネジメントの日」と呼ばれているそうです。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、アンガー(怒り)をマネジメント(管理する)という意味があります。
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれたとされている、怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。怒らないことを目的にするのではなく、怒る必要のないことには怒らなくて済むようになることを目的としています。アンガーマネジメントは職業、性別、年齢に関係なく、誰もが学べる心理トレーニングです。
生きていく中で、学校、仕事、私生活など、さまざまな場面があると思います。そんな中で怒りが生まれることもあると思います。そういった怒りが生まれた場面で、適切に自分の気持ちを相手に伝えることが人間関係において重要になってきます。
ノードワークスでは、毎週アンガーマネジメントの講座を行っています。その中で今回はアンガーマネジメントの講座でも使用しているちょっとしたゲームを紹介します。
アンガーマネジメントゲームに挑戦!
アンガーマネジメントゲームは、さまざまな「できごとカード」の内容がもし起こったら、カードを引いた人(回答者)がどのくらい怒りを感じるのか他の人が予想し、最も予想の当たった人が勝ちとなるシンプルなゲームです。
このゲームを行うことで、「コミュニケーションスキル」、「他者視点を考える力」、「他者の意見を聞き怒りにくくなる、怒りを適切に伝える力」の3つの力が身につきます。
ゲームを進行する中で、プレイヤー同士それぞれの怒りのツボに関してや、なぜその得点をつけたのかなどの会話から生まれるコミュニケーションスキルが身につき、自分の怒りの数値が他者とどう違うのか、回答者はどのように考えるかなどの他者視点を考える力が身につきます。
その他に他者の意見を聞き、怒りにくくなる気づきを得ることができます。その結果怒りを適切に伝えることができるようになっていきます。
ゲームの進め方
- 「怒りのできごとカード」をよく切って、裏向きで山にして真ん中に置きます。
裏面が緑の温度計カード11枚も、その近くに置いておきます。 - じゃんけんで勝った人が最初の「回答者」になり、その人から時計回りにゲームを進めます。
回答者は、裏面が赤の温度計カード11枚を持ちます。 - 回答者は怒りのできごとカードを1枚引いて表向きにし、その内容を全員の前で読みます。
そして、そこに書かれているできごとがもし自分に起こった場合、どのくらいの怒りを感じるか、つまり、「怒りの温度」を、0〜10の11段階で決め、手持ちの温度計カードの中からその数字のカードを他の人に見せずに、裏向きで伏せて自分の前に出します。※温度0が、全く怒りを感じない状態、温度10が、最大の怒りを感じる状態です。
温度が高ければ高いほど、怒りの強さが大きいということになります。
実際に講座内で行ってみると、自分と他者の怒りの数値の違いに驚く、生徒さんの様子が見られました。
なぜその数値になったのか意見出しを行い、それに対する対処法や認知のゆがみなど、さまざまな意見出しをする中で、再度怒りの温度を出してもらいアンガーマネジメントの重要性に気づいてもらいました。
まとめ
ノードワークス綾瀬では日々の講座の中で行っている内容を、かんたんなゲームを通して再確認し、実践を踏まえて進めています。
利用者さんの課題に対しても毎日様々な講座を通し対策しています。
利用者さんのなりたい姿、着きたい就職先に向け今後も支援していきます。
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