就労移行支援事業所の選び方とは?横浜でおすすめの事業所を一覧で紹介
横浜のような大きな都市の場合、就労移行支援事業所は各地にあるため、どれを選べばいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。継続的に通うなら、就職の不安を解消してくれるような就労移行支援事業所を選びたいですよね。
この記事では就労移行支援事業所を選ぶ際の具体的なポイントを紹介します。また、横浜でおすすめの事業所も取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
・この記事を読んでほしい方
- 横浜近辺で就労移行支援事業所を探している方
- 就労移行支援事業所をはじめて利用する方
- 自分にあった事業所選びに不安を覚えている方
・この記事を読んで分かること
- 就労移行事業所を選ぶときのポイント
- 横浜エリア近辺でおすすめの就労移行事業所
就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント
2023年5月現在、神奈川県内には200ヶ所以上の就労移行支援事業所があります。なかでも、横浜エリアは特に就労移行支援事業所の数が多くなっています。選択肢の多さはメリットである一方で、数が多いとそれぞれの違いや特徴がわかりにくく、どれを選べばいいのか迷ってしまうケースも少なくないでしょう。
ここでは就労移行支援事業所を選ぶ際の具体的なポイントを紹介します。具体的にチェックすべきポイントは以下の通りです。
- 自分の病気や障がいに対応しているか
- 自分に必要なカリキュラムがあるか
- 通いやすい場所にあるか
- 就労実績や定着率を確認する
- 事業所の雰囲気やスタッフとの相性は良いか
横浜のような就労移行支援事業所の多いエリアでサービスの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
障害福祉情報サービスかながわ
https://shougai.rakuraku.or.jp/search-service/
自分の病気や障がいに対応しているか
就労移行支援事業所を横浜市内で探すときは、自分の病気や障がいに対応したサービスを提供しているかどうかチェックしましょう。基本的に、多くの就労移行支援事業所は病気や障がいに関係なく利用でき、障がい手帳がなくても利用できるケースが多くなっています。
しかし、なかには知的障がいや精神障がい、発達障がいなど、特定の障がいに特化したサービスを提供している施設も。自分の不安に寄り添ってくれる支援事業所を探している場合は、それぞれのノウハウに長けた施設かどうかチェックするのをおすすめします。
また、就労移行支援事業所に、「精神保健福祉士」「介護福祉士」などの専門資格を有するスタッフがいるとより心強さを感じられるのもポイントです。自身の病気や障がいに対して理不尽な対応をしない専門職がいれば、より就労意欲を高めて継続的に通いやすくなります。
自分に必要なカリキュラムがあるか
就労移行支援事業所ではさまざまなカリキュラムを提供しているため、自分の求めているカリキュラムがあるかどうかをチェックしておきましょう。たとえば、「IT関連の仕事に就きたい場合はITスキルを身につけられるカリキュラム」「経理の仕事であれば簿記を学べるか」といった点です。
横浜だけでなく、多くの就労移行支援事業所ではコミュニケーションがニガテな人に向けて、コミュニケーションのトレーニングや基本的なビジネススキルを身につけるカリキュラムが存在します。
一方でその中身や、実際にすべての施設が同様のカリキュラムを提供しているとは限らないため、自分に必要そうなトレーニング内容を振り返ってから横浜近辺の就労移行支援事業所を探してみるとよいでしょう。
通いやすい場所にあるか
就労移行支援事業所を横浜市内で探すときは、自宅から通いやすい位置にあるかどうかをチェックしておくことも大切です。魅力的なカリキュラムを提供していても、自宅から遠いと通うのが難しく、就労移行支援事業所へ赴くのが苦痛に感じてしまうケースも少なくありません。
場合によっては、アクセスが悪いゆえに就労移行支援事業所へ継続的に通うことを諦めてしまう人もいます。
とはいえ、適度に自宅から離れている事業所は程よい運動に繋がるのも事実です。将来的な通勤の練習を踏まえて、働きたい場所の近くにあるところや、同じような移動距離を味わえる事業所を選ぶのも選択肢だと言えるでしょう。
就労移行支援事業所を横浜周辺で探すときは「ほどよい通いやすさ」に目を向けてみるのをおすすめします。
就労実績や定着率を確認する
同じ横浜にある就労移行支援事業所でも、就労実績や定着率は各事業所で異なります。そのため、具体的な実績は必ず事前に確認しておきましょう。自分が興味のある業界や職種へ、確かな就労実績のある事業所を見つけられるのが理想的です。
一方で、横浜市で長年にわたり就労移行支援事業所を運営しているにも関わらず、実績がゼロの事業所も存在します。実績の有無が不安要素に感じる場合は、しっかりとチェックしておきましょう。
厚生労働省によると、平成30年度における就労移行支援事業所を利用した人の就職率は52.9%でした。また、障がい別に見ると、身体障がい者の割合が高く、ついで知的障がい者、精神障がい者となっています。
上記の就職率を目安に、横浜市近辺の就労移行支援事業所がもつ実績と比較してみるのもポイントです。
出典元:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について≪論点等≫
障害者の就業状況等に関する調査研究
事業所の雰囲気やスタッフとの相性は良いか
横浜周辺で就労移行支援事業所を探すときは、施設内の雰囲気やスタッフ間の相性もチェックしてみましょう。就労移行支援事業所では、スタッフとコミュニケ―ションを取りながらカリキュラムや就職活動の準備に取り組みます。
そのため、スタッフの相性の良し悪しや事業所の雰囲気などは長く通い続けるうえで重要なポイントです。たとえば、「スタッフの機嫌によって態度が変わる」「話しかけにくい雰囲気がある」「スタッフの言葉遣いがきつい」といった場合、事業所に行く気力がどんどん削がれてしまうかもしれません。
継続的に通い続けて目的を達成するためにも、事業所内の雰囲気やスタッフとの相性をしっかりチェックしておきましょう。事業所では見学や体験が可能な施設もあるため、自分の目でしっかり確認するのをおすすめします。
横浜エリアでおすすめの就労移行支援事業所5選
ここでは、横浜エリアでおすすめの就労移行支援事業所を紹介します。横浜市内にはさまざまな事業所があるため、数が多くて迷ってしまう人はぜひ参考にしてください。
ここで取り上げる就労移行支援事業所は以下の通りです。
- LITALICOワークス
- ウェルビー
- ミラトレ
- ココルポート
- ノードワークス
LITALICOワークス
事業所名 | LITALICOワークス |
対象 | 障がい手帳の有無に関係ない |
特徴 | 全国トップクラスの就職実績 |
事業所数 | 120以上 |
アクセス |
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LITALICOワークスは、一人ひとりに寄り添った丁寧なサポートと全国トップクラスの就職実績が特徴の就労移行支援事業所です。幅広い障がいや病気に対応しており、就職に関する幅広い相談に対応しています。横浜を含めて全国に120ヶ所以上の拠点を持っています。
LITALICOワークス
https://works.litalico.jp/
ウェルビー
事業所名 | ウェルビー |
対象 | 精神障がい、発達障がい、身体障がい、知的障がい、難病、その他 |
特徴 | 半年定着率91.3%の実績 |
事業所数 | 108 |
アクセス |
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ウェルビーは、横浜をはじめとして全国各地でサービスを展開している就労移行支援事業所です。就労移行支援事業所は全部で108拠点、さらに相談支援事業所を3つ、自立訓練事業センターを4つ運営しています。「障がいは“隠す”ものではなく“生かす”ものである」という思いの元、利用者のサポートを行います。
ウェルビー
https://www.welbe.co.jp/
ミラトレ
事業所名 | ミラトレ |
対象 | 障がい者手帳の有無に関係なく利用可能 |
特徴 | 未来をあきらめない就労移行支援 |
事業所数 | 15 |
アクセス |
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ミラトレは、障がいの種類や性別、年齢に関係なく、幅広い人々が利用している就労移行支援事業所です。就労移行支援事業所を利用する場合、原則として通所期間は2年間までとされていますが、ミラトレを利用している人は2年以内に就職先を見つけている人が多くなっています。また、障がい者向け転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」と連携したサポート力も魅力です。
ミラトレ
https://mirai-training.jp/
ココルポート
事業所名 | ココルポート |
対象 | 精神障がい、知的障がい、発達障がい、身体障がいなどの障がいのある方 |
特徴 | 個別支援に徹底的にこだわる |
事業所数 | 72 |
アクセス |
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ココルポートは、個別支援に徹底的にこだわっている就労移行支援事業所です。実際にココルポートでは、555種類以上のプログラムを用意しており、利用者の幅広いニーズに応えることができます。また、横浜駅から徒歩圏内に2つのキャンパスを構えている点も特徴です。
ココルポート
https://www.cocorport.co.jp/
ノードワークス
事業所名 | ノードワークス |
対象 | 障がい者手帳の有無に関係なく利用可能 |
特徴 | 食を通じた喜びや楽しみを体験していただきたい |
事業所数 | 1 |
アクセス |
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ノードワークスは横浜エリアからすこし外れて、綾瀬・海老名周辺で就労移行支援事業所を探している方におすすめです。ノードワークスは、高校の旧校舎を利用しており、学校らしさを生かしたデザインも魅力のひとつ。また、飲食事業を展開している背景もあり、昼食を通じた喜びや楽しみを無料で体験できるなど、ほかの事業所にはない体験ができるのも特徴です。
ノードワークス
https://nodo-works.jp/
自分の“なりたい”を実現するならノードワークスがおすすめ
ここまで横浜エリア周辺でおすすめの就労移行支援事業所を5つ紹介しました。なかでも、自分のペースで働く力を身につけたいと考えている方には、ノードワークスがおすすめです。
ノードワークスは目先の就職だけでなく、「就職後の自立した生活」も視野に入れてサポートするためのカリキュラムが充実しています。
ここでは、ノードワークスの概要について解説します。
入所から就職までの流れ
就労移行支援事業所のノードワークスを利用する場合、以下のような流れで入所から就職に向けて取り組んでいくこととなります。
- 相談
- 就職活動の準備
- 職場や職種を体験
- 就職活動
相談では、どういった仕事に興味があるのか、どういった職種で働きたいのかといった本人の希望をしっかりとヒアリングします。そのうえで、カリキュラムに基づいてさまざまな職種を体験できるため、実際に仕事をするとどういった感じになるのか、イメージを膨らませられるでしょう。
さらに、ノードワークスの就職活動支援では、面接練習のサポートも受けられます。不安や不明点を解消した状態で選考に臨めるため、面接にニガテ意識のある人も安心です。さらに就職後も定着に向けたサポートを受けられるのもノードワークスの魅力だと言えます。
3つのワークからなるカリキュラム
ノードワークスでは、以下のような3つのワークから構成されるカリキュラムを提供しています。
- セルフケアコース
- ビジネスワーク
- 就職準備コース
セルフケアコースは、現状理解に努めるコースです。自分の障がいを受容する取り組みやライフプランづくりなどを通して、自分がなりたい姿を考えます。
ビジネスワークは、自分がなりたい姿に近づくために必要なスキルを身につける段階です。模擬ワーク実践や企業実習、OJT研修などを通してスキルを身につけられます。
就職準備コースは、就職活動に向けた準備を行う段階です。履歴書や職務経歴書の作成、面接練習、さらには企業分析まで幅広いサポートを受けながら就職活動に取り組めます。
卒業後のライフプランもサポート
ノードワークスは、飲食事業や介護事業、教育福祉事業などさまざまな事業を展開しているのもポイントです。就職前の就業体験の際には、これらの事業で実際の体験を積むことができます。
また、異なる事業同士でのイベントを行うこともあるなど、さまざまな分野で働く人と交流できる点も特徴です。このような点はほかの就労移行支援事業所には見られない特徴だといえるでしょう。
ほかにも、障がい者グループホームの運営も行っており、アライアンスを組んでいます。ノードワークスの周辺には複数店舗があるため、そこに就職した人には就職後の生活や活動のサポートまで行えるのもノードワークスならではのメリットです。
就労移行支援事業所はしっかり調べて自分に合ったところを選ぼう!
今回は横浜市近辺の就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントを紹介しました。就労移行支援事業所は各地にあり、特に横浜のような大都市は選択肢が多いため、事業所選びで悩んでしまう人も少なくありません。
自分にあった就職活動支援事業所を探したいときは、「自分の障がいや病気に対応したサービスを提供しているか」「自分が必要としているスキルを身につけられるか」「スタッフとの相性は良いか」といった点をチェックするのをおすすめします
。自分に合うかどうかは、 実際に見学して雰囲気を体感してみるのもポイントです。
ノードワークスでは見学も可能ですので、就労移行支援事業所を探している方はぜひお気軽に電話や専用フォームからお問い合わせください。
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