Q. 生活訓練を利用する前は、どのようなことに悩んでいましたか?
A. 就職できるかどうかが不安でした。
自分は「おかしいタイプ」だと感じていたので、それが表に出ないように努力していました。
Q. 自立に向けて、どんな不安や課題を感じていましたか?
A. 一人暮らしは難しいと思うので、グループホームで生活する場合などは自分で薬を取りに行く必要があるので、病院へ一人で行くルートがまだ分からず不安があります。
掃除や洗濯は「やれと言われない限りやらない」タイプで、たまにしかやらないので、そこにも課題を感じます。
発作がもし起きてしまった場合に助けてくれる人がいるかどうかも1人になると不安ですね。
Q. サービス利用前の1日は、どのように過ごしていましたか?
A. ノードワークスの開始時間(10時)が学校時代(8時/7時)だったので、学生時代より遅いため余裕があると思っていましたが、今は怠けていつもギリギリになってます。
Q. 生活訓練を知ったきっかけは何でしたか?
A. 高校の職場体験で作業所に行ったが体調を崩し、自分に合わないと感じて、まずは就労移行や自立訓練に行ったら?と高校の支援員さんに勧められて知りました。
Q. 数あるサービスの中から、ノードワークスを選んだ理由を教えてください。
A. 1番は昼食が無料なことと、信頼している支援員さんに紹介してもらったことがきっかけです。場所も自宅から歩いて来れたので、選ぶきっかけにはなりました。
Q. 初めて見学・体験したときの印象を覚えていますか?
A. 1番最初に通所した日に他己紹介で、自分が好きなアニメの話をした時にスタッフがそれを受け止めてくれたことから、「趣味が合うかも」、もっと色々な人と話してみようと思えました。
Q. 実際にどのような訓練や支援を受けましたか?
A. アンガーマネジメント。
アサーティブコミュニケーション。
傾聴の3つです。
特に傾聴の講座で「でも」というごまかしは通用しないと言われたことが印象に残り、言葉遣いや「でも」という表現を使わないように気を付けるようになりました。僕は言い訳が多い方だったので、気をつけないとと思えるようになりました。
Q. スタッフとの関わりで印象に残っていることはありますか?
A. スタッフから、利用者さんが僕と話していることを楽しみにしているよと声をかけてもらい、通所を頑張るきっかけになりました。必要とされていると感じて嬉しかったです。
Q. 特に「役に立った」「変化を感じた」訓練はありますか?
A. 傾聴やコミュニケーションの講座です。
言葉遣いが、入った時よりも丁寧になったと思います。以前は横柄な言い方もしていたんですが、丁寧に伝えるようになりました。
Q. 利用を始めてから、ご自身にどのような変化がありましたか?
A. セルフケアチェックシートを使って1日に自分が使っている時間がどれくらいかを自覚できるようになりました。今までは何の気もなくダラダラ過ごしていたので、時間の使い方が変わりました。
Q. 通所前と比べて、生活リズムや気持ちに変化はありましたか?
A. まだ波があるため、自分では分からないですが、周りからは時間を守れるようになったと言われました。
Q. 自信がついた、安心できるようになった、と感じる瞬間はありましたか?
A. 最近導入された、通所したらカレンダーにハンコを押してもらうポイント制度で、これだけ来れているという実感から自信に繋がっています。
Q. 今、目指していることや挑戦していることがあれば教えてください。
A. 今は小説家を目指していて、気が向いた時に1日5時間ほどかけて小説を制作しています。
脚本家にも興味があって、友人の絵と一緒に作品を出したいと思っているのでそれが目標になっています。
今SNSのフォロワーが少ないので落ち込むこともありますが、「夢は逃げない」と思って頑張っています!
Q. この訓練での経験が、将来にどう活きそうですか?
A. 全部の講座が就職や自立に役立つと感じています。コミュニケーションもそうですが、洗濯物の畳み方などは普段やったことがなかったので参考になります。
Q. 過去の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけたいですか?
A. 「大丈夫。強くなるよ」。
高校時代に比べると、今はしっかりしていると感じます、少しはまともになっているという意味も込めて、このメッセージを送りたいと思います。
Q. これから生活訓練の利用を検討している方へ、メッセージをお願いします。
A. 「自分が本当に悩んでしまった時に助けてくれる場所」であり、自分も何度も助けられました。通っている時の相談もそうですが、プライベートの相談も乗ってくれるそんな場所です。